四苦八苦 合計何個
四苦八苦って合計十二苦なのかと思ったら
四苦+四苦=八苦 らしい。
最初の四苦が生老病死(しょうろうびょうし)
人が生きるゆえに感じる苦しみ。
次の四苦が人が人であるために感じる苦しみ らしい。
求不得苦(ぐふとっく) :求めるものが得られない苦しみ
愛別離苦(あいべつりく) :愛するものと別れなければならない苦しみ
怨憎会苦(おんぞうえく) :会いたくない人と出会う苦しみ
五蘊盛苦(ごうんじょうく):生きようとすればするほど苦しみにあう苦しみ
手に入れたいものが手に入らない苦しみも
人間ゆえなんだなあ、と思うと、
悪くないな。
、、、とは思わない。
手に入れたいものはどうにかして手に入れなきゃ気が済まない。
苦しいのはいやだな。
なんでこんな話するかというと、
こないだ煩悩がなぜ108個なのかという理由を調べたら、
面白い説があった。
四苦+八苦が108だからというもの。
分かるだろうか。四×九+八×九=36+72=108。
四(死)や九(苦)を忌むように
苦=九っていう発想なんだろうけど
数的な九じゃないし
百歩譲って苦=九だとして
八苦って前の四苦を含むんだから
四×九+四×九=72だし
この説を唱えた人は
四苦八苦が八個だって知らなかったんかなぁ。
とにかく多いよってことを言いたかったんだろう。